«  2011年6月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
ハイジーア通信 クリニックハイジーア

ビタミンD

2009年01月30日

 

ご無沙汰しております。

 

ビタミンDの続きです。

 

 

さて、私たち人間が体内のビタミンDを増やす方法には、

 

 

・その他のビタミンと同じように食物から摂取する

 

・日光に当たることにより皮膚でコレステロールから産生する

 

 

という2通りの方法があります。

 

 

後者の、皮膚で合成できる、というのが、ビタミンDが他のビタミンとは異なる点です。

 

 

これを図式しますとこうなります(英語ですみません)。

 

 

Vitamin%20D%20metabolism.gif

 

 

つまり

 

コレステロール

 

 

7-デヒドロコレステロール(プロビタミンD)

 

↓(@皮膚+++日光)

 

コレカルシフェロール(ビタミンD3)

 

↓(@肝臓)

 

25-OHカルシフェロール

 

↓(@腎臓)

 

1,25-OHジヒドロキシコレカルシフェロール(活性型ビタミンD)

 

 

簡単なCGアニメがこちらで見られます。

 

(わたし的にはツボでした(^○ ^ )

 

 

 

続きます。

 

 

 

こちらもよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

2008年11月13日

 

ご無沙汰しております。

 

本格的に寒くなってきましたね。

 

今日はビタミンDの続きです。

 

 

 

前回も書きましたように、ビタミンDは実に様々な働きをしています。

 

 

英語ではよくビタミンDは

 

 

immune-booster(免疫を高めるもの)
immune-modulator(免疫を調節するもの)

 

 

などと表現されています。

 

 

免疫の働きで重要なことのひとつは、細菌やウイルスなどの感染を防ぐことです。

 


ビタミンDは200種類以上の遺伝子に作用することがわかっていますが、その内の重要なひとつがantimicrobial peptide(AMP)の一種である「cathelicidin」という物質を増加させる遺伝子です。


cathelicidinはかなり広範囲の病原体に効く「天然の抗生物質」と呼ばれています。

 

 

例えば、冬になると風邪を引いたりインフルエンザにかかる人が増えますが、ビタミンDの摂取によりその増加を抑えることができます。


3年間にわたる研究では、冬季に風邪またはインフルエンザの症状を訴えた人は、プラセボ(偽薬)群では104人中30人でしたが、ビタミンDを(たったの)800IU摂取した群では104人中9人でした。 これは春~秋の確率とほぼ同程度でした。

 

 

vitaminD010.jpg

Aloia JF et al,  Epidemic influenza and vitaminD. Epidemiol Infect 2007;135:1095-6 

 


冬になると風邪を引くのは、単に寒いからだけではなく、日に当たる機会が減るためにビタミンDが不足することが原因のひとつと言えるわけです。

 

 

緯度の高い地域に多発性硬化症が多いのも、ビタミンD欠乏が原因のひとつといわれています。

 

実はうつなどもそうで、寒くて暗い冬は陰鬱な気分になりがちですが、ビタミンDが不足することも原因のひとつになっているようです(日照時間が減るためにセロトニンが低下することもあるでしょう)。


南の温かい国の人たちが陽気なのは、ビタミンDが十分足りているせいもあるのかもしれません。

 

 

 

話がそれましたが、ビタミンDには感染を防ぐ効果があるため、その不足は易感染性を引き起こします。

 

鳥インフルエンザのパンデミックがそろそろ危ない…、とここしばらく言われていますが、そのひとつの対策として、ビタミンDの血中濃度をしっかり高めておくことが有効であると言えるでしょう。

 

 

しかし、微生物の感染が関係する病気とは、風邪やインフルエンザ、肝炎などの、いわゆるわかりやすい「感染症」だけではありません。

 

関節リウマチなどの自己免疫疾患や慢性疲労症候群、月経前症候群、果ては一部の精神疾患なども、何らかの感染(潜伏しているもの)が関与している場合があるのです。

 

ということは、ビタミンDの血中濃度を十分高めておくことで、非常に広範囲の疾患をある程度予防する効果が期待できると考えられます。

 

 

 

続きます。

 

 

 

 

こちらもよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

2008年09月12日

 

ご無沙汰しております。

 

あっという間に9月ですね!(いつもこんなこと書いているような気が(^ ^;;)

 

更新が滞っており、その間に新しい知識が入ったり、興味の対象がどんどんアップデートされているので、話題がコロコロ変わっていますがお許しを。

 

 

今日はビタミンDについてです。

 

ビタミンDは、今とてもホットな栄養素のひとつです。

 

ビタミンDは、昔からカルシウムの代謝をつかさどり、骨の代謝に大切なビタミンであると理解されてきました。

 

しかしそればかりでなく、生体機能に非常に重要であり、多様な働きを持っていることがここ10年ほどの研究で明らかになってきました。

 

 

ビタミンDには、「ビタミン」の名前がついていはいますが、実際にはホルモンのような働きをしていることがわかっています。

 

そしてこの欠乏が、文明国においては非常に多くの人に起きており、いわば「文明病 disease of civilization 」であると表現されています。

 

先進国ではビタミンD欠乏は感染症のごとく「蔓延」している、とまで言われるほどです。    

 

     

ビタミンDの作用について最近の研究により明らかになったことは、

 

・ 200種類以上の遺伝子において遺伝子転写の調節を行う

・ 神経機能において神経伝達物質として働く

・ 免疫系に作用し、抗炎症作用を及ぼす

・ 天然抗生物質としての効果を持つ

 

などです。

 

ビタミンD欠乏が関連する病気には以下のものがあげられます。

 

・易感染性

・心血管系疾患

・高血圧

・糖尿病

・骨粗鬆症

・多発性硬化症

・うつ病

・精神疾患

・てんかん

・偏頭痛

・脳卒中

・多嚢胞性卵巣症候群

・筋骨格系疼痛

・自己免疫疾患

・炎症性疾患

・炎症性腸疾患

・がん

・線維筋痛症

・自閉症

・新生児の先天異常

・歯周病

・黄斑変性症

・悪性黒色腫

・インフルエンザ

・尋常性乾癬

・痛風

・耳硬化症

・間質性膀胱炎

・呼吸機能低下

・血栓症

・慢性腎不全

・ヘモクロマトーシス

・胃腸疾患 

 

 

などです。

 

 

続きます。

 

 

 

もちろん低血糖症にも関係していると思われますよ!

 

こちらもよろしくお願いいたしますm(_ _)m

 

 

 

 

Produced by
本サイトは、(株)グリーンツリーによって構築されております。グリーンツリーはビジネスブログ成功の鉄則SEOブログ成功の鉄則イントラブログ成功の鉄則社内ブログ成功の鉄則といったサイトを運営中です。

WOSAAM Board Certified physician

∥∥書籍のご案内∥∥



原因不明の体調不良、月経前症候群、うつ症状、パニック障害、過食症、肥満…、あなたのその症状は、低血糖症が原因かもしれません!


∥皆様へ∥

Optimal Health オプティマル・ヘルスとは、「最高の健康状態」を意味する言葉です。
「病気ではない」という消極的な意味での健康ではなく、エネルギーに満ちた快適な状態でいられること。
その人らしい人生を思う存分過ごすこと。
すべての患者様にOptimal Healthを得ていただくことが、私達の願いです。


未来の医者は薬を使わず、食事を重視し、病気の本来の原因を探し、予防するという、人間の基本を大切にして治療をするであろう。
トーマス・エジソン
(1847-1931)

10007588802_s.jpg
クリニック ハイジーア


∥∥お知らせ∥∥

現在新しいコメントは公開しておらず、コメントに対してのお返事もさせていただいておりません。大変恐れ入りますがご了承ください。

∥∥雑誌掲載情報∥∥



「冷えに効く漢方薬」のページでお話をさせていただいています。



妊娠中の栄養素の話の転載をしていただきました。



こちらも低血糖症の記事を転載していただきました。