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ハイジーア通信 クリニックハイジーア

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2006年01月07日

 

昨日、わかっていながら体を冷やすようなことをしたので、ギックリ腰になってしまいました。

 

同時に悪心に襲われ、吐くかと思いましたが、お灸をあちこちしまくったら胃腸が動き出し、その後休んだらだいぶ良くなりました。

 

私の場合、胃腸の不調と腰痛がセットになってくる(東洋医学的に言うと脾腎両虚)のです。

 

栄養療法でほとんど良くなったのですが、不精してはいけないということですね(> <)

 

反省です

moxa.JPG
手首にお灸をしているの図。

 


さて、前回の話の続きです。

 

栄養療法とはどんな治療法なのでしょうか。

 

私の言う栄養療法は(*人によって異なるものを指す場合もあります)、

分子整合栄養医学(分子栄養学)」と言う学問に基づいた、治療学の一分野です。

 

 

「分子整合栄養医学」とは、英語では、

 

Orthomolecular Medical Nutrition

または

Orthomolecular / Nutritional Medicine

 

と言います。

 

その定義は

 

 

もともとある生体内物質を、至適量となるまで補給することによって疾患の予防・治療を行うこと

( http://www.orthomolecular.org/ より)

です。

この言葉は、ビタミンCの研究で有名な、故ライナス・ポーリング博士の造語です。

 

ortho=整える、矯正する

molecule=分子

medicine=医学

 

つまり、私たちの体を作っている分子=栄養素 を 至適濃度に整える ことにより、病態を改善する、という治療法なのです。

 

 

そもそも健康とは何なのか?というところに立ち戻ってみましょう。


健康とは、「体を作っている分子が本来あるべき正常な状態である」ということです。

 

細胞を作っている分子が正常な望ましい状態であれば、細胞は正常に機能します。

 

細胞が正常に機能すれば、細胞で作られている組織(内臓などの器官)は、ほかに理由がなければ、正常に機能しているはずです。

 

言い換えれば、「健康とは体が本来持っている機能を十分に発揮できる状態」、とも言えるでしょう。

 

ところが、様々な要因、つまり栄養欠乏、ストレス、農薬・公害・食品添加物・煙草などの有害な化学物質、適切でない生活習慣、生まれ持った体質などによって、体を作っている分子には異常が起こります。

そして、細胞の機能が低下し、臓器の機能が低下します。

また、ホルモンや自律神経の異常を引き起こし、体の機能が円滑に働かなくなってしまいます。

 

その結果、様々な症状や病気が起こってしまうのです。


ということから、「体(細胞)を構成している分子を正常な状態に整えること」が、病気の治療や健康を手に入れることに関して、もっとも根本的なアプローチであることがおわかりになると思います。

 

この考え方が「分子整合栄養医学」なのです。

 

そして体を構成している分子とは、当然のことながら、栄養素です。

 

つまり、至適量の栄養素を補給して分子の異常を正常化し、健康を取り戻すという方法が、「分子整合栄養医学に基づいた栄養療法」なのです。


残念ながら、現代医学の薬剤中心の治療アプローチでは、「起きてしまった病的な変化」に対して、局所的に変化を起こして(代謝をストップさせて)その症状を取ることはできます(追記)が、そもそもその原因となった分子の異常(多くの場合は複合的に起こります)を正常化することはできません。


薬剤は人体にはそもそも存在しない化学物質であり、ほとんどは単一な薬効しかないからです。

 

これが、現代医学のほとんどが「対症療法」であり、根治療法でない理由です。

 

 

またまた長くなってしまったので、この続きはまた次回。





 

 

 

(追記)たとえば、アラキドン酸カスケードをブロックする抗炎症薬や、HMG-CoA還元酵素を阻害するコレステロール低下薬など。

 

 


 

2006年01月05日




こんばんは。

音楽話より本業の話をしなくちゃいけませんね。


今日は、「今なぜ栄養療法が必要なのか?」と言うお話です。


実は、ほとんど全ての慢性疾患は栄養欠乏が関与していると言われています。

と言うことは、栄養療法が効果を示す病態は、実はとっても多いと言うことです。


現代社会は食べ物で溢れています。

特にわが国・日本では、幸せなことにほとんど飢えた人はいませんよね。

それより廃棄される食べ物が多すぎて問題になっている位ですから。

ですから、昔の食べ物のない時代と違って、「栄養が足りない」なんて言うことはあまり認識されないことが多いです。


しかし残念ながら、「お腹いっぱい食べられる」ことと、

「栄養素をきちんと摂れる」こととは、

全く別の問題

です。


私たち現代人の食べものは、ある意味、史上最悪だと言っていいでしょう。

その理由には以下のものが挙げられます。



食品工業の技術が進んで、食べものを精製して食べるようになった

(精製する過程において多くの微量栄養素は破壊される。

例えば、米・麦などの穀物や油・塩・砂糖などの調味料なども)

加工食品の摂取の増加(加工している間にも栄養成分は減少する)

保存技術の進歩(保存している間にも栄養成分は減少する)

農作物自体の栄養価の低下

ジャンク・フードの氾濫(カロリーだけあって体に必要な栄養素はほとんど入っていない、「エンプティ・カロリー」の代表選手)

食品添加物・農薬などの濫用

ストレスに溢れた生活(ストレスはビタミンCなどの栄養素を消耗する)

などなど。

と言うわけで、現代社会は残念ながら、「栄養素をとても摂りづらい社会」になってしまっています。

そのため、実は都会に住む現代人のほとんどは、

カロリー過剰の(隠れ)飢餓状態

 

なのです。

カロリーばかり多く、タン白質・ビタミン・ミネラルなどの栄養素は絶対的に足りていません。


別に脅かすわけではないのですが、これは事実です。



間違いなく、現代人の体調不良、病気(老化を含む)の一因は、栄養素の欠損によるものなのです。

 

じゃあ、食事をきちんと摂りさえすればいいんでしょう?

 

とおっしゃりたいあなた。

 

栄養療法は、「食事をきちんと摂る」ということとも違うのです。

 

もちろんちゃんとした食生活(何をもって「ちゃんとした」とするかが問題ですが)をしたほうが良いに決まっています。

 

余程ひどい食生活をそれまでしていた場合は、食事を変えるだけで良くなる症状もあるでしょう。

 

しかし、食事から摂れる栄養素の量には限界があり、「病態を改善する」と言う目的からすると、期待する量をとることは難しいのです。

 

この、「栄養療法と食事療法の違い」は、実際なかなか理解されづらいところです。

 

長くなるので、この続きはまた次回。

 

2006年01月03日



皆さんご存知の、ジョン・レノンの名曲。


いろんなアーティストがカヴァーしているけど、私のお気に入りはこれ。


きらめくようなピアノが美しくて、聴いているとまるで音符が飛んでいるみたい。


ゴンサロ・ルバルカバはキューバ出身のピアニスト。


アメリカとキューバの関係が非常に悪かった時に(すみませんよく調べてません)、アメリカで公演を行い、「JAZZの親善大使」と呼ばれた。


ブルーノートTOKYOに3回ほど聴きに行ったことがあるけど、シャイな少年のような感じだった。


繊細な中にラテンな情熱を感じさせるプレイだった。


その超絶技巧ゆえに好みは分かれるらしいけど、私は好きです。




imagine.jpg


Imagine


真夜中に明かりを消して、一人(または二人)でしっとり聴きたい1枚。



2006年01月02日

 

と言っても私の名前のことではありません。

(誰も聞きたくない)

 

クリニックハイジーアという、私の医院の名前についてです。


 

私はもともと代官山矢崎医院という名前で開業していましたが、昨年移転して、クリニックハイジーアと名前を変えました。

 

ハイジーアHygeiaというのは、ヒュギエイアHygieiaという、ギリシア神話に出てくる「健康の女神」様の名前の英語読みです。

 

ギリシア神話にはたくさんの神様がでてきますが、アスクレピオスという医神(医学の神様)がいらっしゃり、ヒュギエイアはその娘なのです。


 

ヒュギエイアについて知ったのは、かの有名なアンドルー・ワイル博士の著書、「癒す心、治る力」を読んだ時でした。

その頃、私には医師としての自分を見つめなおす機会がありました。

栄養療法や東洋医学などの代替医療(註:この言葉には、“主流ではない医療“という言外のメッセージが含まれています。”主流の医療“とはいわずもがなの現代西洋医学のことですが)が本当に素晴らしい医学であるのにもかかわらず、なかなか理解されないというジレンマもそこにはありました。

 

そんな時、この本の前書きに書かれたヒュギエイアについての記述を読み、まさに私の言いたいことはこれだ!という閃きのようなものが全身を駆けめぐりました。


「健康とはものごとの自然な秩序のことである」

 


人間の体はそもそも秩序を持っているものであり、それが正しく働いている時には人は健康である。そしてその秩序が乱れた時に病が起きる。

秩序を乱すものは何か、そしてその乱れをいかに戻すのか。

 

それは「健康とは何か」という根源的な問いに対する答えを示すものでした。

 

現代医学の分野では、遺伝子レベルでの病気の原因究明や新薬開発が日進月歩で進んでいるけれど、あまりに枝葉的な追求が多すぎて、そもそも健康ってなんなのか、健康を保つためには何が必要なのか、ということが忘れ去られている気がします。

 

このブログでは具体的に健康であるための方法ついて、いろいろ書いていくつもりです。


 

そんな訳で、新しいクリニックはヒュギエイアに因んだものにしたかったのですが、ヒュギエイアでは覚えづらいし、言いづらいので、英語読みのハイジーアにしたと言う訳です。

ハイジーアも結構聞き返されますけどね(^ ^;

 

ちなみにクリニックのロゴマークは、ヒュギエイアのシンボルである「ヘビの巻きついた杯」を表したものです。

ローマ時代の昔から、ヘビは何度も脱皮することから「永遠の生命」を象徴するとされ、医学や長寿などのシンボルとされました。

また、ヘビの毒が薬として治療にも使われていたそうです。

ヒュギエイアは治療に使うヘビを養育する役目も持っていたので、ヘビの巻きついた杯(薬杯)がヒュギエイアのシンボルとなっているのです。

ヒュギエイアには薬学の神様という意味もあるので、外国では薬局のマークによく使われているようです。

ちなみにアスクレピオスのシンボルは「ヘビの巻きついた杖」です。

豆知識でした。

 



 

今日の一冊
アンドルー ワイル, Andrew Weil, 上野 圭一
癒す心、治る力―自発的治癒とはなにか
(ヒュギエイアに関する記述は前書きの中のほんの一部です)

癒す心、直る力

2006年01月01日

明けましておめでとうございます。

昨年中お世話になりました皆々様、真にありがとうございました。

初めての方はどうぞお見知りおき下さい。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


 

いよいよ2006年が始まりました。

私にとってはあまり普段と変わらない年末年始でしたが、やはり気が引き締まりますね。

ということで(?)、年の始めとともにblogを始めることにしました。


 

さて初回、何を書こうか?と思いましたが、普通に新年の抱負などを。

私は、クリニックハイジーアというちょっと変わったクリニックの院長をしています。

どう変わっているかというと、普通の西洋医学的な治療はほとんど行わず、分子整合栄養医学に基づく栄養療法と、東洋医学を中心とした、いわゆる代替医療を用いて治療を行っているのです。

それらは、とても素晴らしい治療方法です。

それらの学問により習熟すること。

それらの体に優しい医療について、もっと多くの方にその存在を知っていただくこと。

そして一人でも多くの患者様に元気になっていただくこと。

それらを頑張りたいと思います。


 

まあ当然と言えば当然の抱負です(^ ^

昨年以上に、なんてもんじゃなく、ケタ違いにやって行きたいと思います(笑)。




今日の一枚

voyage  
アン・サリーヴォヤージュ


医者つながりで…。(知り合いではないんですが)

ご存知の方も多いかと思いますが、伸びる声がめちゃくちゃ気持ちいい1枚。

かけていると「これ誰?」と聞かれるので、人にあげてしまって何枚も買っている(^o^。

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∥皆様へ∥

Optimal Health オプティマル・ヘルスとは、「最高の健康状態」を意味する言葉です。
「病気ではない」という消極的な意味での健康ではなく、エネルギーに満ちた快適な状態でいられること。
その人らしい人生を思う存分過ごすこと。
すべての患者様にOptimal Healthを得ていただくことが、私達の願いです。


未来の医者は薬を使わず、食事を重視し、病気の本来の原因を探し、予防するという、人間の基本を大切にして治療をするであろう。
トーマス・エジソン
(1847-1931)

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クリニック ハイジーア


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現在新しいコメントは公開しておらず、コメントに対してのお返事もさせていただいておりません。大変恐れ入りますがご了承ください。

∥∥雑誌掲載情報∥∥



「冷えに効く漢方薬」のページでお話をさせていただいています。



妊娠中の栄養素の話の転載をしていただきました。



こちらも低血糖症の記事を転載していただきました。