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ハイジーア通信 クリニックハイジーア

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2006年01月31日


要するに何が言いたいかというと、しつこいようだけど


「ほとんどの日本人には、



タン白質が全然足りていなあ~い!!


ということだ。本当ですよ。


そしてそれらが、慢性疲労や貧血、冷え性、むくみ、肌トラブル、心のトラブル、新陳代謝の低下、老化、肥満、そのほか様々な代謝異常や疾病の土台を作っているというのは、前に書いたとおりである。


しかも女性の場合、タン白質だけじゃなくて、鉄や亜鉛などのミネラルも欠乏している場合が多いし、ビタミンB群の欠乏も深刻だ。


その証拠に、というわけではないが、最近若い女性を見ていて「健康的だなあ」と思うことが少ない私なのだが、皆さんそう感じませんか?


まだ若いのに、肌が荒れていたり、くすんでいたり、ニキビがたくさんあったり、疲れていたり、むくんでいたり、冷えていたり、うつだったり。。。


特にこれから妊娠出産を控えた若い女性にそれらの栄養欠乏が多いことは、産婦人科医としての立場からみてもとっても由々しき問題だ。


妊娠中は胎児を育てるために自分の体をまかなう以上の栄養素が必要なのに、母体に必要なぶんの栄養素ですらまかなえていないというのが、残念ながら現実だからだ。


妊婦の栄養欠乏が、生まれてくる子供の様々な健康問題の原因を担っているとは、最近ようやく認識され始めたことだ(これについてはまたの機会に)。


ちょっと話がそれてしまったが、妊婦にとってもタン白質欠乏は大きな問題で、栄養と言う視点から見ても日本の将来にとても不安を抱いている私なのだ。


そして!それらの問題を解決するのに、一番手っ取り早くて、安価で、効果が高いのが、お肉を食べることなのだ。



つづく。


(なんだかダラダラ書いてしまってますが、結構書くの大変なんです~(> <)お許しを。)



 


2006年01月29日


タン白質が重要だということはわかったとしても、ではどのくらい摂ったらいいのか、という話になってくる。


タン白質の必要摂取量は、世界的にもほぼコンセンサスが得られているが、蛋白質研究奨励会(大阪大学)の計算式はこうである。


成人のタン白質所要量

0.64× 100/80 × 1.1 × 1.3 ≒ 1.14 (g/kg


詳しくは省略するが、要するに、成人は体重1kgあたり約1gのタン白質を、毎日(タン白質は食いだめが出来ないので)摂取する必要があるということだ。


もちろんこれは普通の人の場合で、成長期の子供や妊婦・授乳婦、スポーツ選手などは2~3g/kg/日が必要だといわれている。


これが実は、摂っているようで摂れていないのである。


例えば、今日はお肉を100g食べたからタン白質100g摂っちゃったわ!と思っている人がいるかいないかはわからないが、もちろんこれでは摂れてはいない。


五訂日本食品成分表によると、豚肉の「大型種肉、かた、赤肉、生」では可食部100g中タン白質含有量は20.9gである。ほかのお肉や魚も大体同じような感じで、100g中にタン白質は約20g前後だ。


でも、これは生(なま)の場合。


火を通すと、メイラード反応等の影響でアミノ酸が破壊されるために、実質的に利用できるタン白質としては半分に減ってしまうと言われている。


ということは、体重50kgの人が、豚肉を食べることで必要なタン白質を摂ろうと思ったら、毎日500gの豚肉を食べなければ摂れないことになる。





・・・これってなかなかできることではない。





もちろん、お肉だけではなくて、魚、豆製品、乳製品などで満遍なく摂っていくことが必要だが、実際に必要なタン白質をきちんと摂ろうと思うと、意外と難しいということがわかっていただけると思う。





タンパク質ものがたり

蛋白質研究奨励会
タンパク質ものがたり―私たちの生命を支えるもの

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(1847-1931)

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