«  2006年6月 9日  » 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
ハイジーア通信 クリニックハイジーア

« 2006年6月 8日 | メイン | 2006年6月10日 »

2006年06月09日

ファストフードの食事の問題点を2回に渡って書いてきました。

読んでいてあまり楽しい話ではないでしょうが、書かなくてはなりません。

 

この映画に対する批判として、「毎日3食マクドナルドを食べる人はいない」という批判があるでしょう。

しかし、スパーロック氏のやったことは、決して非現実的なこととは言い切れないのです。


今まで述べてきた話はマックのみについての話ではなく、ファストフード全般、いわゆるハンバーガーショップやドーナツショップ、カフェ、コンビニなどを含めた、ジャンクフード全般に言えることです。


30日間3食マック」というのは、私たち日本人の感覚からしたら(日本人にもいろいろですが)、あり得ないと思う人が多いと思いますが、コンビニのお世話になったことがない人はまずいませんよね。


コンビニが「悪い」と言うつもりはありませんが、忙しさにかまけてコンビニのサンドイッチやおにぎりですませたり、カフェのベーグルとコーヒーですませたり、レンジでチンしたりお湯を注ぐだけでできる夕食、はたまたカップラーメンが大好きな人、ひどい場合はスナック菓子が食事代わり、と言う人はたくさんいます。

アメリカ人に比べたら摂取する総カロリーが少ないためにアメリカほどには顕在化していないだけで、我々日本人もジャンクフードによる健康被害を着々と受けているのです。


そのひとつの証拠が、子どもの肥満や生活習慣病が増えていることです。

また、私のところに来る患者さんで、(血液検査で)何らかの栄養欠乏のない患者さんを見たことがありません。

若い人ほど栄養状態はひどいと言えます。

 

スパーロック氏がこの映画を作ったきっかけは、ある二人の少女がマクドナルドを提訴したことからです。

肥満になったのはファストフードのせい、とマクドナルドを訴えた少女たちを、人々は笑いました。

ファストフードが悪いのを知っていて食べた本人が悪い、と思うでしょう。


しかし、彼女たちは本当にマックが体に悪いと知っていたのでしょうか?


おそらく、知らなかったのではないでしょうか?


子どもの頃からあまりにも普通に身近にあって安くて美味しい食べ物が、実は体に悪いということを、TVのコマーシャルで教えてくれることもなければ、少女雑誌で啓蒙してくれることもありません。


そして親や学校も教えてくれなかったら、子どもにどのようにして知る術があるのでしょう?

 

私は、栄養療法を実践するものとして、この「スーパーサイズ・ミー」という映画を非常に評価しています。

過激な人体実験、ユーモラスな描写、しかし確固たるリアリティをもって、ジャンクフードの危険性、ひいては「食の大切さ」を教えている映画であると思うからです。


だから、この映画に対する批判を見たとき、しばし悩みました。

この映画を批判する理由として、ジャンクフードは悪くないと主張する人たちは、本気でそう思っているのか(そうだとすれば頭が痛いです)、それともいわゆるネガティブ・キャンペーンの一環なのか、どっちなの??と思ったからです。


ファストフードが体に悪いと言うことはわざわざ言うまでもないことかと思っていたのですが、もしかしたらそうではなく、本当に知らないのかもしれない、と思ったので、今回書くことにしたのです。

 

と、つらつらと現代の食事の問題点について書いてきましたが、それでも、我々日本人にはまだ救いがあります。

それは、私たちには長年培ってきた世界に誇れる食の伝統があるからです。


私は「和食至上主義」者ではありませんが(コメを食べていれば健康であるというような単純な話ではありませんから)、和食という、軸となる食の伝統があるからこそ、水際でジャンクフードに「魂を売り渡さないで」すんでいるのだと思います(今のところは!)

 

私が行っている栄養療法は食事療法とは違いますので、食事内容を変えることが絶対条件ではないのですが、やはりきちんとした食事をするように努力することは大事なことです。

今しきりに「食育」が叫ばれていますが、子どもの時からよい食習慣を付けることの重要性を日に日に感じます。

そしてそのためには、母となる若い女性の啓蒙をしていかなければならないのです。

 

さあ、どうしたらいいと思いますか?皆さん。



 

ph4_ph4_supersizeme_01.jpg

« 2006年6月 8日 | メイン | 2006年6月10日 »

Produced by
本サイトは、(株)グリーンツリーによって構築されております。グリーンツリーはビジネスブログ成功の鉄則SEOブログ成功の鉄則イントラブログ成功の鉄則社内ブログ成功の鉄則といったサイトを運営中です。

WOSAAM Board Certified physician

∥∥書籍のご案内∥∥



原因不明の体調不良、月経前症候群、うつ症状、パニック障害、過食症、肥満…、あなたのその症状は、低血糖症が原因かもしれません!


∥皆様へ∥

Optimal Health オプティマル・ヘルスとは、「最高の健康状態」を意味する言葉です。
「病気ではない」という消極的な意味での健康ではなく、エネルギーに満ちた快適な状態でいられること。
その人らしい人生を思う存分過ごすこと。
すべての患者様にOptimal Healthを得ていただくことが、私達の願いです。


未来の医者は薬を使わず、食事を重視し、病気の本来の原因を探し、予防するという、人間の基本を大切にして治療をするであろう。
トーマス・エジソン
(1847-1931)

10007588802_s.jpg
クリニック ハイジーア


∥∥お知らせ∥∥

現在新しいコメントは公開しておらず、コメントに対してのお返事もさせていただいておりません。大変恐れ入りますがご了承ください。

∥∥雑誌掲載情報∥∥



「冷えに効く漢方薬」のページでお話をさせていただいています。



妊娠中の栄養素の話の転載をしていただきました。



こちらも低血糖症の記事を転載していただきました。