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ハイジーア通信 クリニックハイジーア

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2007年03月15日

引き続き、メタボリックシンドロームについてです。


長々と書きつづっている「低血糖症」と非常に深い関わりがありますので、初めての方、正しい減量方法について知りたい方、メタボリックシンドロームに興味のある方は、低血糖症の恐怖1からお読みください(長いです)。




前回は、なぜインスリン抵抗性が起きるのか、またインスリンの過剰により脂肪細胞の数が増えることで、さらに肥満が進行することについてお話しました。


肥満が肥満を呼び、やせたいのになかなかやせられない…、というツライ状態がメタボリックシンドロームの本態です。


今まで長々とメタボリックシンドロームと低血糖についてお話してきましたが、「でも、メタボリックシンドロームで問題なのは高血糖でしょ?」とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。


ここで、メタボリックシンドロームの診断基準をおさらいしてみましょう。



日本のメタボリックシンドロームの診断基準


1. 内臓脂肪(腹腔内脂肪)蓄積(必須項目)

  ウエスト周囲径 男性≧85cm
          女性≧90cm
(*内臓脂肪面積 男女とも≧100平方cmに相当)


2. 上記に加え以下のうち2項目以上

○収縮期血圧   ≧130mmHg
            かつ/または
  拡張期血圧   ≧85mmHg

○高トリグリセリド(中性脂肪)血症 ≧150mg/dl
     かつ/または
  低HDLコレステロール血症    <40mg/dl
○空腹事項血糖  ≧110mg/dl



内臓脂肪の蓄積を表すウエスト周囲径(必須項目)に加えて、以下のうちの2項目を満たすというのが日本のメタボの診断基準です。

すなわち脂質代謝異常(中性脂肪またはコレステロール値の異常)、または血圧の上昇、そして空腹時血糖の上昇です。


今までお話してきたように、メタボリックシンドロームに至る前の段階は、低血糖状態になっています。


これはすなわち

インスリンが出まくり!! メラメラ

という状態です。


この、肥満→インスリン過剰分泌→インスリン抵抗性→さらにインスリン過剰分泌→さらに肥満、という嬉しくないサイクルが長期間続くと、インスリンを分泌している膵臓にかなりの負担がかかることになります。


そうなると今度は、膵臓が疲弊して、

インスリンの分泌が低下してきます。


そうすると血糖値を下げることができなくなるので、ついには血糖値が高くなってしまうのです


そのようにして、糖尿病の診断基準を満たすまではいかないまでも、血糖値が高くなってきた状態になって初めて、メタボリックシンドロームの診断基準を満たすようになるのです。


そしてさらに血糖値のコントロールが不良になり、糖尿病の基準を満たすようになると、いわゆるNIDDM(インスリン非依存性糖尿病または成人型糖尿病)と呼ばれる状態になっていくのです。




怖イデスネ、怖イデスネ…。




続く。




医療ダイエットについてはこちら

 



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トーマス・エジソン
(1847-1931)

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「冷えに効く漢方薬」のページでお話をさせていただいています。



妊娠中の栄養素の話の転載をしていただきました。



こちらも低血糖症の記事を転載していただきました。