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ハイジーア通信 クリニックハイジーア

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2007年04月12日


今日は頭痛についての話です。


頭痛持ちの方って結構多いですよね。


頭痛にはいろいろな原因がありますが、結構多い原因が低血糖症によるものなのです。



・吐き気を伴う頭痛(特に月経前)

・頭に輪がかかったようなしめつけ(MRI検査で異常なし)

・時々不整脈や動悸

・月経痛


を主訴に、栄養療法を行った若い女性の患者さんです。


血液データは複合的な栄養障害で、タン白質不足・ビタミンB群欠乏・鉄欠乏・亜鉛欠乏、という散々たる結果でした。


それだけでもいろいろな症状が起こりうるのですが、びっくりしたのが糖代謝でした。


その方は知人で、たまたま体調の話をしていて「じゃあ採血しようか!」といきなり採血することになったので、食後1時間しかたっていない状態での検査だったのですが、なんと、

血糖値が60!

しかなかったのです。


食後1時間だったら当然血糖値は上がっているはずなのに、60mg/dlしかない、というのはかなり異常です。


他の糖代謝を見る項目、グリコアルブミンや中性脂肪、遊離脂肪酸などには目立った異常はなかったのですが、血糖60というのは、それだけで機能性低血糖症を強烈に疑う所見です。

特に食後であった、と言うことが問題です(もちろん食前でも問題なのですが…)。


血糖値というのは本来ホメオスターシス(生体恒常性)によって90~100くらいの一定の範囲内に収まっているはずなので、血糖調節のシステムにかなりの破綻を来たしている、ということになります。


この方は、甘いものはほとんど食べないのですが、とにかく

「白いごはんが大好き!」

という方でした。


ご本人が希望されなかったので5時間の糖負荷試験は行わなかったのですが、ごはんを控えてタン白質を多く食べることと、栄養療法を行っていただきました。


栄養療法を始めて1ヶ月目くらいで生理がきた時、いつもだったら生理前に起きるはずの頭痛がありませんでした。


頑固な頭痛が低血糖によって起きており、糖質の摂り方の改善、栄養療法によって改善した、と考えられるケースでした。


また、中学生の頃からひどくてつらかった生理痛もすっかり治ったので驚いている、とのことでした。


まだ栄養療法を行って3ヶ月たっていないのに、素晴らしい改善です。


低血糖で頭痛が起きる原因としては、脳に糖を優先的に配分するため血管拡張が起こるとか、または低血糖により分泌されたアドレナリンが血管収縮することによる、などといわれています。




そういう私も実を言うと頭痛持ちでした。


なぜ今日このテーマについて書いたかというと、先日久々に自分も採血をしてデータを見たのですが、低血糖の兆候があったので、ちょっとショックだったのです・・・。


確かに、最近横着して食事がいいかげんになっていて、パンやサンドイッチやおにぎりなどの炭水化物が多かったのです(甘いものはあまり食べなかったのですが…)。


そしてそのせいか、しばらくぶりに、頭痛が時々していたのでした。


そして、勤務医時代、朝ごはんを食べない日に決まって頭痛が起きていたことを思い出しました。


その頃は、「朝食を抜くと頭痛が起きる」という関連性は自覚していましたが、どうしてそうなるのか、ということはさっぱりわかりませんでした。


今思うと、低血糖になっていたのでしょうね。


それから気をつけて、タン白質と野菜中心の食事に戻したら、頭痛はなくなりました。



頭痛持ちの方は、糖質を控えてみられるか、未精製の穀物に変えてみられることをおすすめいたします。




2007年04月11日


アメリカで最近脚光を浴びているがんの補助療法に、静脈注射による高濃度ビタミンCの点滴投与があります。


ビタミンCは、


・免疫力を高める

・活性酸素を消去する(抗酸化作用)

・解毒作用

・鉄の吸収を助ける

・コラーゲン産生

・抗腫瘍効果(がん細胞のみを破壊)


などの効果があります。


特に、化学療法や放射線療法では活性酸素ダメージが問題となりますが、ビタミンCはそれらの治療の効果を損なわず、かつ副作用を抑えます。

またがん細胞にのみ選択的に毒性を示し、抗腫瘍効果を発揮すると言われています。


また、ビタミンCはコラーゲンを産生するのに必要であり、ビタミンC治療が奏効すると、「コラーゲンバリヤー」と言って癌の周りにコラーゲンでできた膜というか殻のようなものができて、癌が進行するのを防ぐのです。


がん組織ではビタミンCの含有量が低下していることがわかっており、ビタミンCの欠乏そのものががんの発生に関与していることが指摘されています。

 

この治療法はビタミンCの血中濃度を維持するのがポイントで、頻回の点滴注射と、自宅ではビタミンCの内服が必要になります。



末期がんで延命効果を認めるデータが多く発表されており、多くの患者様の福音になることは間違いないでしょう。




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未来の医者は薬を使わず、食事を重視し、病気の本来の原因を探し、予防するという、人間の基本を大切にして治療をするであろう。
トーマス・エジソン
(1847-1931)

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「冷えに効く漢方薬」のページでお話をさせていただいています。



妊娠中の栄養素の話の転載をしていただきました。



こちらも低血糖症の記事を転載していただきました。