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2007年05月05日

The Use of Antioxidants with First-Line Chemotherapy in Two Cases of Ovarian Cancer


(PDFファイルでダウンロードできます)




人間とがんとの”戦い”は、医学が進歩し続ける現在においても、依然として終焉する気配が見られません。

(この”戦う”というスタンスに問題があると常日頃思っておりますが、これについてはまた後日)。


しかし、ここ数年アメリカで話題となっているがんの補完医療に、ビタミンCの大量投与をはじめとした栄養療法があります。


分子栄養学に基づくがん治療は「Orthomolecular oncology」と呼ばれ、がん治療において今一番ホットな、最先端の医療と言ってもよいかもしれません。

(註:正確にはこのような治療は30年以上前から行われてきたのですが、医学界からは無視されていました。そして地道な臨床経験の積み重ねにより、その有効性を無視することができなくなってきたため、NIH(アメリカの厚労省)が認めたことにより、今ようやく注目を浴びるようになった、ということです)


点滴によるビタミンCの大量投与をはじめとする抗酸化物質の摂取(栄養所要量レベルではなくいわゆる”メガドーズ”と呼ばれる量)は、がんの標準治療の効果を高め、副作用を減らし、余命の延長、QOLの改善が認められるという報告が多数認められています。


これは2003年に発表された、カンザス大学による卵巣がんの症例報告です。

 

卵巣がんは初期に見つけることが難しいがんで、半分以上はⅢ期かⅣ期で発見されます。


パクリタキセル+シスプラチン療法の出現など、化学療法の進歩により、進行卵巣がんの5年生存率は20%から30%に上昇しましたが、依然として良いとはいえません。


2例のステージⅢCの進行した上皮性卵巣がん患者において、化学療法の補助療法として、点滴によるビタミンCの大量療法および経口での抗酸化物質の摂取を行い、非常に良好な結果を得ています。



詳しい内容についてはまた次回。


2007年04月29日


昨日のカウンセリングではとても嬉しいことがありました。


挙児希望で栄養療法を開始され、3ヵ月後の2回目の採血にいらした患者様が、妊娠なさっていたのです!!


妊娠5週で、基礎体温も高く、他院での超音波にて胎嚢(赤ちゃんの部屋)も確認できたと…。


スタッフ中大喜びで、とてもハッピー 音譜 な気持ちにさせていただきました。



患者様は30代後半の方で、結婚後しばらく避妊をなさっていましたが、避妊をやめて1年たっても妊娠なさらず、生理不順、基礎体温の低音と高温の差がはっきりしない、冷え性、情緒不安定・・・などの症状がありました。


婦人科でクロミッド+タイミング療法を受けていましたが半年たっても妊娠せず、主治医の先生から人工授精をしましょうか…、と言われたという段階で、当院にいらっしゃったのです。



血液検査のデータは、まず貧血

そして極度の鉄欠乏で、鉄の貯金がほぼゼロと言っていい状態でした。


と言っても、通常の貧血の指標になるヘモグロビン値は11台で基準値内なので、普通は貧血とは指摘されません。


しかし、貯蔵鉄を見る項目(普通の病院では保険適応ではないのでチェックしません)を調べたところ、重度の鉄欠乏があったことが発覚したわけです。


本来はヘモグロビンは「基準値内に入っていればOK」なのではなく、特殊な事情(子宮筋腫による月経過多など)がなければ、女性であっても13は必要です。


貧血であるということは、確実にタン白質や鉄、ビタミンB群など「血液を作る材料が足りない」、すなわち「栄養失調」であることを意味します。


そのような状態では、当然冷え性などの循環不良を引き起こしますし、生殖機能にも影響を及ぼします。


良質な卵子や子宮内膜をつくるためにも、血液と同じように材料が必要な訳で、そのような環境が悪ければ当然不妊の原因となり得ます。


特に鉄はコラーゲンを作るために必要であり、不妊症の方の多くは鉄欠乏です(子宮の内膜は粘膜(=コラーゲン)ですから!)。


鉄だけでなく、タン白質・ビタミンA・B・C・亜鉛…、すべての栄養素が、妊娠の成立には必要です。


特に不妊や流産、胎児奇形などとの関連性が指摘されているのは、葉酸・ビタミンA・亜鉛・鉄あたりです。


(註:貧血がなければこれらの栄養素が充分ある、というわけではありません。詳細な解析が必要です)



この方は他に大きな原因がなかったので、栄養療法でこれらの悪条件が改善したことにより、人工授精も行わず自然に妊娠されたのだと考えられます。


2回目の血液データでは貧血の改善、貯蔵鉄の上昇など素晴らしい改善を認めましたが、まだ不足の状態でした。


妊娠中こそ、健やかな胎児の発育のために栄養素が必要なので、栄養療法の継続をおすすめしました。



無理せず、赤ちゃんが元気で育ちますように… ニコニコ

 



 

栄養療法による不妊治療についてはこちら




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トーマス・エジソン
(1847-1931)

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「冷えに効く漢方薬」のページでお話をさせていただいています。



妊娠中の栄養素の話の転載をしていただきました。



こちらも低血糖症の記事を転載していただきました。