«  2007年6月  » 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
ハイジーア通信 クリニックハイジーア

« 2007年5月 | メイン | 2007年7月 »

2007年06月30日

GI値の話がなかなか書けません。。


閑話休題。(すみません・・・)



低血糖症の方は、血糖値をコントロールするために食事の内容が限られてくることがあります。


そうすると、食事が大変だとか、食べたいものが食べられない!と、悲しがられる方がいらっしゃいます。


しかし、基本的にはどんな方でも血糖値が安定していたほうがいいわけです。


ですので、低血糖症の方によい食事は、低血糖症でない健康な方にとってもよい食事です。


普段からそういう意味で、どなたでも「血糖値が不安定になりにくい食べ方」をしたほうが良いと思います。



でも、体によいものを食べながらも美味しいものが食べたい。。。というわけで、良さそうな製品があったらご紹介していきたいと思います。


今日はシュガーフリーアイスのご紹介。



kuzenyaさんの薬膳ブログで知ったのですが、クリニックの近くのヒルサイドパントリーに売っていたので食べてみました。





アイスブルク http://www.ijsboerke.jp/


ベルギー製だそうです。

いろいろなところで売っているそうですし、通販もできるみたいです。

ちょっとお高めですけど。。。



なかなか美味しかったです。


糖尿病の方にもよいと思います。


しかし、乳糖が入っていますので、これでも血糖値が不安定になる方もいるかもしれません。

食べて症状が出るようでしたらやめてくださいね。

2007年06月26日

低血糖症の治療の続きです。


GI値などの具体的な話に進む前に、低血糖症の概略について書いておきます。

(初めての方は低血糖症の恐怖1よりお読みください)


低血糖症の症状は、低血糖そのものによる症状、ホルモンの異常分泌による症状、そして栄養欠乏による症状が、渾然一体となって現れます。


そこに、ストレス(精神的なものまたは感染や怪我などの身体的なもの)や、その他の刺激物(カフェインやアルコール、薬など)などが、症状の程度に関与していきます。


低血糖症の原因とは、画一的なものではなく、とても複雑なものです。


ヒトの体は非常に精巧で複雑に構築された小宇宙であり、様々な外的・内的要因を察知し、柔軟に適応していくことができる素晴らしい仕組みをもっています。


しかし、あまりにも急激すぎる変化についていくことは困難です。


我々は現在、人類史上稀に見る急激な変化にさらされています。


特に食物の質の変化はダイレクトに人体に影響を及ぼすものであり、そのあまりにも急激な変化に私達の体は適応することができず(しようとしてはいるのですが)、その結果、体内環境に狂いが生じます。


それが低血糖症です。



一言で低血糖症と言っても個人差も大きく、対処法も違います。


ですので、低血糖症の治療は全人的な治療であるべきです。
(他の病気であっても当然そうですが…)


血糖は、人体がまず最初に利用するエネルギー源であり、そのレベル(血糖値)を適当な濃度に維持しておくことは、生命維持の観点でとても重要なことです。


生命活動を行う上で、根本的に厳密に一定の範囲内におさまっているべき大切な物質のひとつが血糖なのです。


糖尿病と低血糖症は一見まったく反対の疾患に見えますが、その大切な血糖値に狂いが生じる、という点では、実は同じ範疇の疾患と言えます。



ですので、糖尿病の治療と低血糖症の治療は、実はコンセプトがほとんど同じです。


糖尿病、そして低血糖症の治療の柱とは、大きく分けると


① 血糖値を安定させる
② 栄養欠乏を是正する


の2本立てに集約されます。



②は言わずもがなの栄養療法です。


分子栄養学的な立場から言わせていただけば、現代医学的な糖尿病の治療(血糖降下剤やインスリン注射など)はあくまでも補助的な対症療法であるとご理解いただきたいものです(糖尿病の分子栄養学的アプローチに関してはまた後日。)。


そして①のために大切なのが、食事療法です。




長くなってしまったので、続きはまた。
(もったいぶってすみません。。)


2007年06月19日

機能性低血糖症(以下、低血糖症)は、血糖値が低い状態が続いたり、急激に血糖値が低下するなど、常にある一定の範囲内にコントロールされているべき血糖値のコントロールがうまくいかなくなる状態です。


今日はその低血糖症の治療について書いていきます。
(初めての方は低血糖症の恐怖1よりお読みください)


これまで書いてきましたように、低血糖症の原因には、血糖値が上がりやすい体質・インスリンレセプターの異常などによるインスリン分泌の異常など、もともとの体質的なものもありますが、後天的な原因として、長期間にわたる精製された糖質の摂取があげられます。


(精製された糖質を摂ることなどによる)

血糖値の急速な上昇

インスリンの過剰分泌

血糖値の下降

アドレナリン・ノルアドレナリン等の異常分泌

症状出現


このインスリンの過剰分泌、そしてそれによる血糖の低下を防ぐために分泌されるアドレナリン・ノルアドレナリン等のホルモンの異常分泌を抑えることが、低血糖症の治療の目的のひとつになります。


血糖値が変動しても自律神経がそれをカバーする働きをしてくれれば、症状が起きるとは限りません。


自律神経の働きを乱す大きな原因は栄養失調であり、低血糖症の方には栄養失調はほぼ必発です。

栄養失調を是正するためには栄養療法(治療的なレベルのサプリメントによる栄養素の補給)が必要となります。


しかし治療に必要なのは栄養素の補給だけではありません。


もうひとつとても大切なことは、血糖値そのものを安定させることです

そのために非常に大切なのが、食事療法なのです。



低血糖症の食事療法の基本は実は非常にシンプルです。


① GI値の低いものを食べる
② 食事の回数を多くする
③ 刺激物(カフェイン・煙草・アルコールなど)を避ける


治療に必要な栄養素はサプリメントで補い、血糖値を安定させるためには食事療法を行う、というのが低血糖症の治療の2本立ての柱になります。



続きます。



2007年06月14日

ビッグバンドの贅沢!



Jazz%27n%20Out.jpg

マリーン meets 本田雅人B.B.Station, マリーン, 本田雅人B.B.Station
Jazz'n Out

マリーンは、私にとってとても懐かしい人である。

(*さん付けするのもなんだか変な感じがするので愛をこめて敬称略させていただきます)


その昔、私が高校生だった頃(いや、中学生だったか?)、NHK教育テレビの「基礎英語」(いや、「続基礎英語」だったか??)を毎週欠かさず見ていた。

美貌の英語教授マーシャ・クラッカワー先生が、まだ講師のアシスタントとして出演されていた時代である。


その番組の音楽コーナーにマリーンが出ていて、ジャズやポップスのスタンダードナンバーをそれはそれは楽しそうに歌っていた。

それが楽しみで英語講座を見ていたと言っても過言ではない(いや一応勉強もしていましたが)。


覚えているのは、


The Pointer Sisters の 「I'm so excited」

http://www.youtube.com/watch?v=w-DcNPFWhbk


Leon Russel の「A Song For You」

http://www.youtube.com/watch?v=0-AjG7v9NQs

(渋い、渋すぎる…)


などなどの名曲ばかり。


スタンダードナンバーの美しいメロディーと情緒豊かなマリーンの歌を楽しめて、なおかつ英語の勉強もできる、と音楽好きの私にはまさに一石二鳥の勉強法だったのであった。
マリーンの真似をして、よくテレビの前で歌って踊っていたものである。


その後もNHKの英語講座には、ラジオ英会話の大杉正明先生、後を引き継いだマーシャ先生と、長らくお世話になった。



そんな懐かしいマリーン(最近見なかったなあ…)の、ビッグバンドとのコラボ!


1曲目の「Sing Sing Sing」で、久しぶりのマリーンの歌いっぷりに鳥肌が立った。やっぱりうまい!


そしてQueenの名曲、「I Was Born To Love You」。

ちょっとちょっと、この曲はやっぱりフレディじゃないの~?!と一瞬思ったが、いやはや素晴らしい料理の仕方。


他にもとっても新鮮な「Tennessee Waltz」など、ジャズのど真ん中でありながら、なんというかフレッシュ!なのである。


音楽っていいなあ~~!と改めて思ってしまった1枚。



GreatMusic!!



2007年06月12日

ここ数日、患者様からお問い合わせがありました。


何でも、避妊用ピルとビタミンCを併用した患者さまに重い副作用が起きた、という内容のニュースが、ニュース番組で報道されたと言うのです。


私はそのニュースは見ていないので詳しい内容についてはよくわからないのですが、アセロラ飲料とピルを併用していた患者さまに重い副作用が起こったらしく、ニュースを見た知人によれば、そのニュースを見たほとんどの患者様がビタミンCを飲むのをやめるだろう…と言うほど、ビタミンCがまるで毒薬か何かであるかのような印象を与えかねない内容だったそうです。


また、1981年のイギリスの医学雑誌にもピルとビタミンCを併用することについての危険性を書いた論文があるそうで、それも根拠になっているそうなのです。


報道された症例についてはまったく情報がありませんし、その論文についてもまだ手に入れていないので、それらについては何とも言えません。


しかし、今まで栄養療法に携わってきて、そのような症例には私自身はあったことがありません。
栄養療法を行っている仲間からも、そのようなことがあったという話を聞いたこともありません。


もちろん私が知らないだけなのかもしれませんし、そういうことがたまたまあった、ということはあるのかもしれません。


日本のピルの普及率は低く、2003年で1.3%でした。
それに対してアメリカは15.6%、ヨーロッパではもっと高く、一番高いのはドイツで58.6%です。

世界の避妊法
全世界では1億人以上の女性がピルを飲んでいると言われています。


アメリカの人口は日本の約2倍ですから、単純計算すると日本の30倍の数の女性がアメリカではピルを飲んでいることになります。


ご存知のようにアメリカはサプリメント先進国でもあります。
ある報告では人口の半分が何らかのサプリメントを利用しているとのことです。

ビタミンCはかなりいろいろなサプリメントに配合されていますので、単純にピルを飲んでいる女性の半分がビタミンCの入ったサプリメントを飲んでいると仮定すると、日本人の15倍以上の女性がピルとビタミンCを併用していることになります。


もし本当にそのような重い副作用が起きて問題になるのなら、両者を併用することに対するなんらかの警告がアメリカではとうに出されているはずです。


もちろん、私の知る限りそのような警告は出ていません。


むしろ、ピルの服用によりビタミンCやビタミンB6・亜鉛等の微量栄養素は消費され、欠乏状態に陥ってしまうので、積極的に補うべきである、と言われているくらいです。


このようないろいろなことを考えると、私自身は件の報道に一体どれほどの確かな根拠があったのだろうか…?と、とても疑問に思ってしまうのです。



私達は、テレビやマスコミ、新聞などの情報に大きな影響を受けます。

しかし、それらが本当に「真実」を伝えているのか?、と言うと、当然違います。

多くのマスコミはスポンサーからの収入で経営が成り立っているからです。


機能性低血糖症について、テレビで取り上げられることはほとんどありません。
テレビコマーシャルのスポンサーの多くは食品会社であり、お菓子や清涼飲料水だけでなく加工食品の多くには砂糖やぶどう糖果糖液糖が使われているからです。


以前取り上げた「スーパーサイズ・ミー」という映画は、とても話題になりましたが、映画が公開され監督が来日した時、日本のテレビ局が取材をすることはなかったそうです。
あの「I'm lovin'it!」のコマーシャルが1日何回テレビで流れるか、数えてみてください。


ビタミンCの報道とは関係ないだろう…と思うかもしれませんが、日本における栄養素(特にサプリメント)に関する報道は、非常に歪曲されていると思います。


ある栄養素がある病気に効果がありそうだ、という論文が100編あっても、大々的に報道されるのは「効果がなかった」という1編の論文なのです。


私達は常に正しい情報を受け取っている、とは残念ながら言えません。


何を選択するにしても、選択を左右する情報の背景に何があるのか、意識して選択する必要があると思います。

2007年06月07日

で、ちょこっと美容の話をしています。


ビューティ読本「なめらか肌へのアプローチ」


よろしければごらんください。





あまり大したことは言ってませんけど。。。(^ ^;



2007年06月06日


とても面白くて、一気に読みました。




ランス アームストロング, Lance Armstrong, 安次嶺 佳子
ただマイヨ・ジョーヌのためでなく


有名な方らしいのですが自転車競技のことはよく知らないので、これを読んで初めて知りました。


あまりにもドラマティックすぎてフィクションかと思うくらい、読み物としても面白い。そして感動します。




マイヨ・ジョーヌとは、世界一過酷なレースといわれるツール・ド・フランスで、ステージのトップのタイムの選手だけが着ることができる黄色いジャージのこと。


著者ランス・アームストロングは、自転車選手としてまさにこれから…、という25歳の若さで、睾丸がんの宣告を受けた。


生来攻撃的な性格の著者は、脳にまで転移したがんに対して、徹底抗戦を挑む。


そして、その結果は、彼の得たものとは…。


 

と映画の予告みたいになってしまいましたが、ネタバレになってもいけないので内容についてはあまり書きません。

 



興味深いのは、がんという病気は、肉体的なダメージだけでなく、こんなに精神力の強い人であっても、精神的なダメージを患者に与えるのだということ。

 

そしてそれから回復するために、本人や周りの人間はどのようにしたらいいのか、という示唆があります。

 


また、アメリカはやっぱり進んでいるなあ~~と思ったのは、がんの宣告を受けた時点で著者はありとあらゆる治療法について調べ始めるのですが、がんに対抗するプログラムの一環として栄養士に栄養相談を受け、がんと戦うための指標と化学療法中に食べるべき食品のリストをもらったそうです。

その中には、大量のビタミンCが化学療法の毒素と戦う助けになる、というアドヴァイスもありました。


著者が発病したのは1996年なので、そのような知識は当然あっても不思議ではないのですが、10年後の今の日本におけるがん治療の現場では、いまだにビタミンCの「ビ」の字もない…、というのが実情です。


一体この格差はどこから来るのでしょう??


むしろ患者さまのほうが、よっぽど代替医療に詳しいご時世です。


医師ももっと頭を柔軟にして、新しい方法を取り入れて欲しいと思いますし、取り入れることに抵抗があったとしても患者さまがそれを行うことを否定しないで欲しい…、と思います。


患者さまにとってはたった一つしかない、自分の命なのですから。




2007年06月03日

今日は、栄養療法を実施する医師の有志が集まって行われた、IVC研究会に行ってきました。

(IVC=ビタミンC点滴静注療法)


ご存知のようにビタミンCの効果は


・免疫力を高める

・抗酸化作用

・抗腫瘍効果

・解毒効果

・鉄の吸収を高める


などですが、特に悪性腫瘍(がんなど)に対するビタミンCの点滴による治療が、北米を中心に広がりを見せているのです。


今年の4月にカナダで行われた分子整合栄養医学の学会「Nutritional Medicine Today」の報告では、補完代替医療を行っている医師にアンケートをとったところ、アンケートに回答した106名の医師のうち93名が、前年度にのべ10600名(!)以上の患者様に対して、高濃度ビタミンCの点滴による治療を行ったとのことです。


ビタミンCを経口で摂取するのと点滴で投与する場合の違いは、血中濃度です。


経口では投与量を増やしても、1400μg/mlほどでプラトーに達し、それ以上血中濃度は上がりません。


抗腫瘍効果を発揮するには4000μg/ml(通常の血中濃度は13-17μg/mlくらい)が望ましく、この血中濃度が維持された場合がもっとも治療効果(抗腫瘍効果)が現れたということです。


IVCの治療で有名な故ヒュー・リオールダン先生の報告では、30gのビタミンCを週に2回投与したところ、3週間で原発性腎細胞がんの肺と肝臓の転移病巣が全滅した例、100gを週2回の点滴で乳がんの骨転移が消失したという例もあります。


ビタミンCは半減期が短く、約10時間で血中からはほぼ消失してしまうため、ほぼ週2回の継続した点滴投与と、点滴以外にビタミンCを内服で摂る必要があります。


もちろん、魔法の薬ではありませんので、すべての方にこのような効果が出るとは言えません。


腫瘍の勢いを止めるために、手術や化学療法などを併用する必要があることもあります。


しかし、いまだ発展途上の治療法ですが、非常に期待できる治療法だと言えるのではないでしょうか。



ビタミンCが何故がんに効果を示すのか、化学療法に比べて安全である理由などについても、おいおい書いていきたいと思います。





(写真に意味はありませ~ん(^ ^;)

« 2007年5月 | メイン | 2007年7月 »

Produced by
本サイトは、(株)グリーンツリーによって構築されております。グリーンツリーはビジネスブログ成功の鉄則SEOブログ成功の鉄則イントラブログ成功の鉄則社内ブログ成功の鉄則といったサイトを運営中です。

WOSAAM Board Certified physician

∥∥書籍のご案内∥∥



原因不明の体調不良、月経前症候群、うつ症状、パニック障害、過食症、肥満…、あなたのその症状は、低血糖症が原因かもしれません!


∥皆様へ∥

Optimal Health オプティマル・ヘルスとは、「最高の健康状態」を意味する言葉です。
「病気ではない」という消極的な意味での健康ではなく、エネルギーに満ちた快適な状態でいられること。
その人らしい人生を思う存分過ごすこと。
すべての患者様にOptimal Healthを得ていただくことが、私達の願いです。


未来の医者は薬を使わず、食事を重視し、病気の本来の原因を探し、予防するという、人間の基本を大切にして治療をするであろう。
トーマス・エジソン
(1847-1931)

10007588802_s.jpg
クリニック ハイジーア


∥∥お知らせ∥∥

現在新しいコメントは公開しておらず、コメントに対してのお返事もさせていただいておりません。大変恐れ入りますがご了承ください。

∥∥雑誌掲載情報∥∥



「冷えに効く漢方薬」のページでお話をさせていただいています。



妊娠中の栄養素の話の転載をしていただきました。



こちらも低血糖症の記事を転載していただきました。