«  2011年6月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
ハイジーア通信 クリニックハイジーア

美肌と栄養

2007年05月21日




江崎 ひろこ
顔つぶれても輝いて―ステロイド軟膏禍訴訟6年の記録

ステロイド皮膚症の日本初の医療裁判の手記だそうです。


争われた内容に関してはわかりにくい部分も多いのでコメントが難しいですが、著者の精神力の強さに感嘆します。


また、本の内容をそのまま受取るとすれば、医者仲間であっても、「これはないよなあ~…」と思ってしまうような医師のあり方に嘆息します。



アトピー性皮膚炎は、難しい。


治療の困難さということもさることながら、現代西洋医学において常識とされている治療と、患者側の求めるものとの間にある「彼我の断絶」を象徴している病気、という気がしてならない。


アトピー性皮膚炎は複雑な病気だと思う。
原因が多岐に渡っているだけあって個人差も大きいし、一筋縄には行かない。


一般的な皮膚科的な立場からしたら、「ステロイドを塗ればよい」のだから、単純な話かもしれないのだが、本当にただ「ステロイドを塗ればよい」だけなのだろうか?と、皮膚科の専門医でもない私は素朴に疑問に思う。


ステロイドはとても素晴らしい薬である。
ステロイドによって、沢山の患者さんが(アトピーに限らず)恩恵を受けてきたことは確かだろう。
しかし、薬とは基本的に体にとっては毒物である。
薬の切れ味がよければよいほど、副作用の心配をする必要がある。


もちろん、そんなことは使う医師も分かっていて、どんな薬であってもそのメリットとデメリットを天秤にかけてメリットが勝っている場合にのみ薬を使うというのが投薬の基本なわけだけれど、アトピー性皮膚炎における「即効で症状が良くなる」という表面的(と私は思う)な魅力のために、根本的な治療があまりにもないがしろにされているのではないだろうか。


「根本治療」という言葉もまたいろいろな意味合いを持つけれど、ステロイドが根本治療でないことだけは確かである。




2006年09月28日

この仕事をしていると、人の顔を見ただけで、どんな栄養素が足りないのか大体わかります。

食べているものが顔に出るんです。

これ本当。



例えば、肌色が青白かったり、黄色みを帯びて血色が悪いような人は、貧血鉄欠乏です。

目の周りが黒ずんでいたり、口角に湿疹や炎症のある人は、亜鉛欠乏を疑います。

慢性湿疹があるような人は、亜鉛欠乏ビタミンB群欠乏を連想します。

皮膚の新陳代謝にはそういった栄養素が必要不可欠なのです。


 

また、見ただけで

こりゃタンパク質が不足してるわ

とわかる人もいます。

それは、年齢に比べてシワが目立ち、たるんでハリのない肌をしている人です。

要するに「老け顔」です。(ああ、怖い…)



老け顔だけでなく、タンパク質不足では、いろいろな肌トラブルが起こります。

くすみや肌荒れ、毛穴の開きなどももちろんそうです。

肌が薄い、というのもそうですね。

そういう人は大体ビタミンB群も不足していますから、肌の新陳代謝が非常に低下しているのです。



また、血液検査をすると、赤血球の大きさを表すMCVが異様に高値になっている人がいます。

これはビタミンB12と葉酸の不足により、赤血球に大球性の変化が起きているということを意味しますが、こういう場合毛細血管の血流が非常に悪くなってしまいます。

こういう方のお肌は、「くすみ」を通り越して「真っ黒」です。

(いわゆる「色黒」というのとは違う黒さなのです)

ビタミンB12や葉酸は、「タバコ」や「飲酒」で消費量が増加し、欠乏しやすくなります。

喫煙者やアルコール中毒者の顔色が悪いのは、こういう原因もあるのです。(胃が悪い方も欠乏に陥りやすいです)



ニキビは、原因が複雑です。

ビタミンB群不足はまず絶対ですが、ビタミンAが必要な場合もありますし、鉄欠乏が原因の場合もあります。

そして実は低血糖が原因である場合もあるのです。

なので、ニキビがたくさんある人を見ると、甘いものを食べ過ぎているんじゃないだろうか、とまず思います。

活性酸素ダメージが原因である場合も多いので、ビタミンCやEも必要です。

そしてタンパク質不足は全てに関係しています。

 


ニキビや虫刺され、打撲や傷のあとなどが治りにくく、なかなか消えない、というのも、タンパク質などの肌の材料不足による部分が大きいです。

肌の新陳代謝が衰えていることの表れです。

最近年のせいか、傷の跡が消えなくて…、とおっしゃる向きは、老化というより栄養素の不足を疑ったほうがよいでしょう。


 

若くても、お肌が荒れていたり、キレイとは言えない方がいらっしゃいますが、そういう方は普段


ろくなものを食べていない


ということを宣伝して歩いているようなものです。

要するに、お肌を作るのに必要な材料、つまりタンパク質・ビタミンB群・ビタミンC・鉄・亜鉛などの栄養素を、ちゃんと食べていないのです。

食生活はきちんと肌に表れるのです。

厚化粧をしても、流行のメイクをしても、何を食べているかはバレてしまうのです。




肌のトラブルには、必ず原因があるのです。


栄養欠乏を是正せずして、高価な化粧品をいくら使ったところで、お肌をきれいにすることはできません。


美肌のために必要なものは、肌の材料(=栄養素)である


ということを知っていただきたいと思います。


これは口からとらなくてはだめで、肌にいくら塗りつけても無意味です。



 

アトピーや尋常性乾癬などは、単に栄養欠乏というよりは特殊な型ですが、基本的に炎症性疾患ですから、肌の材料をきちんと入れた上で、炎症を抑える不飽和脂肪酸やビタミンA・B・C・Eなどで良くなります。




過ぎた栄養素の欠乏を治すには、食事の改善はもちろんですが、治療量の栄養素の補給、つまり栄養療法が最も効果的な方法です。


Produced by
本サイトは、(株)グリーンツリーによって構築されております。グリーンツリーはビジネスブログ成功の鉄則SEOブログ成功の鉄則イントラブログ成功の鉄則社内ブログ成功の鉄則といったサイトを運営中です。

WOSAAM Board Certified physician

∥∥書籍のご案内∥∥



原因不明の体調不良、月経前症候群、うつ症状、パニック障害、過食症、肥満…、あなたのその症状は、低血糖症が原因かもしれません!


∥皆様へ∥

Optimal Health オプティマル・ヘルスとは、「最高の健康状態」を意味する言葉です。
「病気ではない」という消極的な意味での健康ではなく、エネルギーに満ちた快適な状態でいられること。
その人らしい人生を思う存分過ごすこと。
すべての患者様にOptimal Healthを得ていただくことが、私達の願いです。


未来の医者は薬を使わず、食事を重視し、病気の本来の原因を探し、予防するという、人間の基本を大切にして治療をするであろう。
トーマス・エジソン
(1847-1931)

10007588802_s.jpg
クリニック ハイジーア


∥∥お知らせ∥∥

現在新しいコメントは公開しておらず、コメントに対してのお返事もさせていただいておりません。大変恐れ入りますがご了承ください。

∥∥雑誌掲載情報∥∥



「冷えに効く漢方薬」のページでお話をさせていただいています。



妊娠中の栄養素の話の転載をしていただきました。



こちらも低血糖症の記事を転載していただきました。