HOME > 女性不妊の典型は、たん白欠乏と鉄欠乏

女性不妊の典型は、たん白欠乏と鉄欠乏

不妊症の原因がはっきりわからない場合、体外受精をしても質の良い卵子が得られない場合、受精しない場合、受精しても着床しない場合などのような、「原因がわからない。」「対処のしようがない。」と言う状況は、患者様にとって最もストレスを感じやすい状況だと言えます。

なぜ、明らかな原因が見つからないのにも関わらず、妊娠しないのでしょうか?

詳細な生化学検査を行うと、このような患者さまの検査データは、男女ともに「たん白欠乏」「酸化ダメージ」を示します。
そして、女性の「鉄欠乏」と男性の「亜鉛欠乏」は、不妊カップルの典型的データです。

ヘモグロビンなど数値上は貧血がなく、自覚症状もない場合でも、影に隠れた潜在性鉄欠乏症をお持ちの方が、不妊症の女性には非常に多いのです。
鉄欠乏症と不妊症は、密接な関係があります。
まず鉄が不足すると、ミトコンドリアでのTCAサイクルを十分にまわす事ができませんし、電子伝達系で水素の受け渡しができないため、エネルギー産生が滞ります。
そして受精卵が着床するには、子宮側の受け入れの準備ができているかどうか、つまり子宮内膜が良い状態であるかどうかが重要です。

不妊の原因 子宮内膜の機能維持には、粘膜である内膜が正常に代謝していることが必要ですが、鉄が欠乏すると粘膜の代謝がうまく行われなくなり、子宮内膜の構造と機能に異常を来たし、着床しづらい状態になってしまいます。

月経量が少なくなっていませんか?
月経量の減少は、女性ホルモンの影響だけではありません。
まずは鉄とたん白質の不足が大きく影響することを知ってください。

当然ですが卵巣から十分なホルモンが分泌されなければ、卵子を良い状態に成熟させることができません。
栄養欠乏が長く続いている女性では、材料不足のためホルモンが充分に分泌されず、良い卵子が育ちにくい状態になります。
また卵子の成熟にはホルモンだけでなく、卵巣における多数の酵素蛋白などの協調した働きが必要であり、アミノ酸やビタミン・ミネラルなどの十分な栄養素に満ちた環境が必要であるのは言うまでもありません。

 ※鉄の過剰症について
鉄は過剰症の心配があるので、自己判断で鉄のサプリメントを無闇に摂ることはおすすめできません。
医師の診断のもとに血液検査を行った上で、特にヘム鉄(有機でくるまれた安全で吸収力の高い鉄)の形で摂取することが大切です。
プルーンやプルーン加工食品などの植物性の鉄は、食物繊維にくるまれた形で存在するため、吸収率がおよそ1%程度ですから十分に吸収されないため、鉄欠乏の改善には役立ちません。


男性不妊の原因の9割は機能に問題がありますから、栄養療法で改善する例が見られます。
タン白質や亜鉛等、総合的な栄養療法により、体内環境の改善とともに精子形成能が向上し、精子数や運動率などが飛躍的に改善する場合があります。

このように栄養療法は、不妊症治療の安全で有効な選択肢の一つであることがご理解いただけたでしょうか?

 

メディア掲載

  • ミセス
    2014年4月7日発行
  • 日刊ヘルス
    日刊ヘルス
    2011年1月号
  • VOCE
    VOCE
    2010年12月号
  • AERA
    AERA
    2010年4月30日発行
  • anan
    anan
    2010年1月20日号
  • クロワッサン
    クロワッサン
    2009年10月15日発行
  • クロワッサン
    クロワッサン
    2009年9月1日発行
  • 美的
    美的
    2009年5月号
  • 日経ヘルス
    日経ヘルス
    2009年4月号
  • クロワッサン
    クロワッサン
    2009年1月25発行
  • すこやか健保
    すこやか健保
    2008年12月号
  • 日経ヘルス
    日経ヘルス
    2008年2月号
  • Baby
    婦人公論
    2007年11月10日増刊号
  • 婦人公論
    Baby
    2007年6月22日号
  • Body
    Body
    2006年11月号
  • OZマガジン
    OZマガジン
    2006年1月23日号
  • Urb
    Urb
    2003年11月号増刊
  • 婦人公論
    婦人公論
    2003年10月7日号